100円家事代行 御用聞き 代表 古市盛久の日記

株式会社御用聞き 代表 のブログです

互助考察 「何でもやらない」と決めた結果、何でも相談がくるようになった

御用聞き活動(地域支援・生活支援)を行って6年目となりました。

「地域を盛り上げるぞー!」と意気込み始めた100円家事代行。

注文がなかなか集まらない事もあり、最初は関わった事の困りごとを全て解決しようと奔走していました。また、『地域支援』と名の着く活動には全て関わろうとしていました。

 

活動が徐々に動きをみせ、利用者さんの数が増えてくるにつれて当時一人で活動していた自分はすぐにキャパオーバーとなりました。

 

「え~ なんでやってくれないの?」

「地域盛り上げるんでしょ?」

 

時間の制限、体力の限界の中疲労困憊となり、現場にいく事が辛くなる瞬間がチラホラ出てきました。

 

「何でこんなに辛いんだろう」

「自分の限界はこんなものなのか」

悶々とした日々で顔色も悪く、徐々に増えていた利用者さんの数は横ばいとなりました。

辛い時期でした。

 

自問自答のなかある夜、本棚にあった『道は開ける』という書籍を読み返す中でココロの整理ができました。

 

・地域のすべてを一人で解決するのは難しい

・私はスーパーマンになりたいんじゃない。仕組みをつくりたいんだ

・やれることを明確にしない事が周りを困らせている

 

『一人でも多くの方を喜ばせたい・安心させたい』という感情と制約のある行動との

ギャップをやっと落ち着いて客観視する事ができました。

 

翌朝、私は一つの指針をたてました

・「ちょっとのお手伝い」に特化する

・「やれない事はやれない」と明確に表現する

・利用者さんに最後まで寄り添い続ける。出来ない課題を一緒に解決する

 

暗闇に光が差し込んだような感覚でした。

福祉や介護の世界ではもしかしたら当たり前の出来事かもしれませんが、門外漢の自分

はとても苦戦しました。

 

それから数か月して利用者さんの数はまた増え始めました。

「それは僕らには解決できません。すみません。でも、一緒にやれる所探しましょうよ!」

「僕らの目的は便利屋さんではないんです。利用者さんの生活に長く寄り添う御用聞きなんです。できる事、できない事ありますが気軽に何でも話してください」

 

『ちょっとのお手伝い』『くらしに寄り添う』とやる事を明確にすることで

アイデンティティが生まれました。

事業設計としてのポジショニング戦略はありましたが、行動指針やサービスにまで想いが行き届いた瞬間でした。

心の整理もでき、また元気に活動を行えるようになりました。

 

「この人達なら解決できなくても何とかしてくれる」

 

そう言ってくださる利用者さんが増える事に大変な喜びと感謝を感じています。

 

 

 

※画像は事業計画作成中の御用聞きロゴ・デザイン案です。

 今のデザインでよかった(笑)

 

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~会話で世の中を豊かにする~

株式会社御用聞き 代表 古市 盛久

 

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